明日天気堂

堀井明子(迷走中のアニメ系脚本家)の近況報告などなど。

新しい沼と、馴染んだ沼

しばらくバタバタしたり寝込んだりして過ごしていました。こんなことで来週末(早!)に迫った文学フリマ東京36はどうなるのでしょう。どうにかします。

そんな中、新しい沼に。エエ、沼に。そっと入りました。入っています。落ち着いて聞いてください、入りました。ドール沼

テディベア沼→シルバニア沼→手作りドール(あみぐるみなど)沼→ドール沼。

着実に進化していますね。やばい。我ながら、いくところまでいっちゃったな……と感じつつ、色んなドールを検索しまくっては眺めて時間を溶かしています。あっという間に溶けるんだから、もう入っちゃってますよね、認めるしかないです。

そもそも私はヒトガタのお人形が苦手でした。幼い頃から色々となんだかんだありましてヒトガタは「怖い」というイメージで凝り固まっていました。けれど、大好きな作品などに登場するお人形キャラクターはみんなみんな魅力的。想像するだけのドールは怖くありませんでした。

ここ数年、推し作家さんの作品が目当てで通っている「クラフトアート創作人形展」もヒトガタのお人形さんが大勢揃っています。行ったからには、ガチで拝見、素晴らしい作品ばっかりでニコニコしてました。なんだかんだでヒトガタのお人形への接点はあちこちにあり、少しずつ私の中の「恐怖心」も薄らいでいたのかもしれません。

そして最近、あることに気がつきました。わりと近所に某おもちゃメーカーの本社があるよなって。よく考えてみたら、小学校の社会科見学先も、某おもちゃメーカーの工場。みんなで歩いていったくらいに近所。あまりに普通にそこにあり、それが当たり前の景色だったから完全に忘れていたけれど……これってすごくない? すぐそこでかの有名なアレとかを作ってるんですよ! アレです! そうだよ、あれだよ……と、なんとなく検索をはじめたら、止まらなくなりました。

いやー、深い、深いわー!と唸りまくりです。

幼い頃から植え付けられてしまった「怖い」という気持ちは厳然として私の中にはあります。消えていません。なので、苦手な雰囲気の子たちもやはり存在しています。これはきっと仕方のないことなのでしょう。相性みたいなものかしら。ただ、綺麗だなぁ……ていうか、えっ、めっちゃ可愛いコがいますよ……となりまして、沼入り確定です。ありがとうございます。世界は広いですね。いっそ、すがすがしい気分です。

ただしこのドール沼は危険。本当に危険。諭吉が簡単に飛んで行きます。わかっています。なので、これまでにハマっていた沼のいくつかから、そっと距離を置くことにしました。沼から抜け出すことは無理(断言)。けれど蒐集はやめて、愛でまくるターンに入っていて、いくつかはすでに移行完了しています(本当)。その数をもう少し増やします(やればできる)。

ただすぐにお迎えはできないんですよね。そもそもドールの居場所がない。まずはスペースの確保からはじめなければ。

ここのところ終活もかねて蔵書などの断捨離を推進していますが、加速させることにしました。電子書籍にできるものはデータにしてスペースを作ります。あまたの沼の先輩たちは素敵にディスプレイできるよう、収納の趣向をもっと工夫していきます(これを考えるのもまた楽しい)。

そんなこんなでドール沼に入った私、鉄壁の誓いをいたします。

ご利用は計画的に。

猫と同様に、ドールは「気がつくと増えている」らしいです……さて、どうなることやら。